デビュー。
はてなブログ、デビュー。
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これまでたくさんのブログをやってきた。
8年前に会社員に戻るまで、私はフリーライターだった。
カテゴリに分けていろんなブログを抱え、もちろんブログだけじゃなく仕事でも、毎日書きまくってた。
書くことだらけで日常が溢れてた。
会社員に戻ってから、いつの間にか書くことから遠のいていた。
久々に新規でブログを立ち上げたのは、かつてカテゴライズせず、ただ徒然と書いてた日記のようなブログを久々に読み返したのがきっかけ。
自分に起きた忘れかけてるような出来事、その時の想い、誰に読ますためでもなく、自分の記録のためだけのブログを読み、あれから10歳ぐらい年を重ねた私の胸を熱くした。
自分が書いたのに、他人が代筆してたみたい。当時の読者さんによく言われた「小説読んでるみたいで、続きが読みたくなる」という気持ちが今になってよくわかる。
おもしろかったのだ。
まるでタイムマシーンに乗ったみたいだった。
8年前。
会社員に慣れるのに必死でブログから遠ざかって数か月たち、久々に文章を書きたくなってブログに向かった。その時の初めて感じた衝撃を今も忘れられない。
言葉が出てこない。つまらない文章。
唖然とした。
文章を書くことで築いてきた自信とか驕りとか、良きも悪きもすべてが、手のひらで必死に守ろうとしても、指の隙間から砂になってさらさらと流れ落ちて消えていった。
そんな感じ。
その後、夢とか、ボーっとした時に、砂になって消えてく幻想みたいなものが過るようになってしまい、苦しくて苦しくて、私はもっと文章から遠ざかってしまった。
時折PCに向かっても、大したものは書けない。
そんな私だったけど、この半年ぐらい、頭の中で文字を紡いでることに気づいた。
もしかして書きたいのかな。
でもいざとなると書けないくせにぃ。
その繰り返し。
そんな小さな葛藤をしてる時に、たまたま検索で引っかかったかつての自分のブログと再会したのだ。
テーマなんてなくていい。
へたくそな文章でもいい。
頭に浮かんだ言葉を、ただ書く場があってもいいんじゃないか。
そう思って、新しいブログを立ち上げることにしたのだ。
私のエントリーは、はてなブログにふさわしくないかもしれない。
それこそアメブロみたいな世界がお似合いかもしれない。
それでもひとまずここで始めてみようと思う。
アラフォーの独女の日常を徒然と綴るだけ。
10年後の自分への手紙になるように。タイムマシーンを仕込もうと思う。